桂林 インターンシップ中国地域情報
桂林の美しい風景は、中国の紙幣のデザインにもなっています。水墨画から抜け出してきたかのような風景に目を奪われます。
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桂林山水甲天下
「桂林山水甲天下(桂林の景色は天下一だ)」桂林の漓江は、険しい山々を縫うように流れ、流域に広がる変化に富んだ奇峰・奇岩群と漓江の清流が絶景を作り出しています。漓江の「漓」は「透き通るように美しい」との意味を持ちます。
好天で川面が穏やかな日には山影が水に映え、霞がかかると、一帯は水墨画のような世界へと変わります。幻想的な山水画の世界を楽しむことができます。 -
少数民族の博物館
他民族国家の中国では、人口の94%が漢族、それ以外にも政府の認定している少数民族が55あり、91年の統計では少数民族の総人口は約9100万人とされています。そのうち最も人数が多いのが、桂林を省都とする広西チワン族自治区のチワン族。その他にも、桂林付近には、京族・毛南族・ヤオ族・モーラオ族・苗族など、様々な少数民族が生活しています。
特に、桂林での人口が多いチワン族は、歌が上手な民族として知られており、農閑期や祝日、冠婚葬祭の時、各地で一問一答形式で歌う歌垣、「歌の市」を行うことで有名です。
旧暦3月3日、若い男女が祭り用の立派な服装を着て集まり、デュエットで山の歌を歌い、多いときには、何万人という人が集まることもあります。"歌の市"は娯楽と若い男女の社交と恋愛の舞台でもあるのです。 -
観光の街・桂林
古くから、桂林は天下の絶景として、国内・国外の観光客を引き付けてきました。統計によると、1989年に延べ2億4千万人に過ぎなかった中国国内旅行者数は、2005年には延べ12億1200万人に達しました。観光業収入は7650億元にもなり、観光業は中国経済の中でも有力な位置を占めるようになって来ました。
また、海外からも多くの観光客が中国を訪れています。2005年に中国を訪れた外国人観光客は延べ4680万人(前年比12%増)、観光による外貨収入は292億ドル(前年比13%増)に達しています。彼らのうちの多くが桂林を訪ねています。