インターンシップから正社員になったというお話ですが・・・?
以前、中国のハルピンと南京に1年間留学したことがあり、中国で仕事をしたいと思っていました。現地での採用には2~3年の経験が求められるので、まずは中国ホテルインターンシップという形で中国に渡ることに決めました。
インターン生として働いていた頃と比較して、現在の仕事内容(フロント及び日本人ゲスト・リレーション)に変わりはありませんが、正社員としての仕事の量と責任は当然何倍も重くなりました。インターン生の頃は「与えられた仕事をきっちりこなすこと」が目標の日々でしたが、今では自分の判断でどんどんやらせてもらえる仕事も多く、マイペースに楽しく働いています。
1年間のインターンシップで学んだことは?
この1年間で学んだことの中で一番大きな収穫は、様々な国籍、言語、文化背景のお客様やスタッフと接する上での“対人スキル”だと思います。中国語や英語の接客用語やマナーは周りのスタッフの真似をすることから始めました。他のスタッフとの連携においても礼儀やタイミングが重要になってきます。
また、中国語や英語が上手に話せるからといって、外国に来ていきなり上手に働けるとは限りません。たとえ言葉には表されなくても、何が必要とされているのかを的確に察するための“第六感”や、異文化のやり方に合わせることができる“柔軟性”、相手に自分を理解してもらうまで待てる“気の長さ”を持ち合わせることも必要になってくると思います。
正社員になって、今後の新たな目標は?
インターンシップを開始するにあたっての目標は、「日中両国のホテルや他の企業でも充分通用する“社会人”になること」でした。今後のホテルでの仕事についてもう少し欲張りを言えば、「“日本人”スタッフを超えて、欧米や他の地域のホテルや会社に飛び込んでも働けるような“国際社会人”に成長すること」が目標です。
私自身は今後もずっとホテルで働くことが唯一の選択だとは思っていません。色々な選択肢を用意して、興味のあることを片っ端からどんどんやって行きたいからこそ、社会人としての初めの数年間、ホテルで将来への基礎を築くことができれば、と日々修行に勤しんでいます。