夢にむかって、自分を確かめたい
私の夢は日本語教員になることです。就職活動を来年度に控え、真剣に自分の進路を考えていかなければならない時期が近づいてきたので、このプログラムを通して本当に日本語教員が私に向いているのかを確かめるため参加を決意しました。
また、本当に日本語教員になるのであれば日本国内で働くのか、それとも海外で働くのかをはっきりさせようとも思いました。その他にも、大学で2年間学んだ中国語力を試し、今後の中国語学習に生かしたかったというのも1つの理由です。
日本語教育の難しさを改めて実感
私は、中国の企業で6クラス約100名の技術者を担当し、毎日2~3クラス(1授業60分)に日本語会話を教えました。日本語でビジネスレターは書けるけれど話せない人がほとんどだったので、「もし~ならば、…」や「~の中でいちばん…」、「~できる」といった文法の説明を中国語でまとめ、毎回授業の最初に配布し、それらの文法を使って会話をしました。授業時間外では、授業の準備や日本語のビジネスレターのチェックなどもしていました。
日本語の授業をしてみて、改めて日本語教育の難しさを実感しました。自分にとって当たり前のことを人に説明することはとても難しいものでした。
やっぱり日本語教員になりたい!
中国へ行って初めの3~4日は中国語でのコミュニケーションに戸惑いを感じました。でも、授業で中国語と日本語を使ったことによって、この1ヶ月で中国語のリスニング力とスピーキング力をのばすことができたと思います。
今回のインターンシップで、教えることの楽しさがわかり、将来本当に日本語教員を目指そうと思うことができました。また、働くことの意義も考えることができ、将来の進路を考える上で参考になりました。
今年度も大学で日本語教員になるための授業を受け、日本語だけではなく日本に関する知識を増やし、また今回のようなインターンシップに参加し経験をつんでいきたいと思います。