中田ゆうこさんの日本語講師体験レポート Vol.2 |
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2005年6月より北京の国立大学にて日本語講師の
インターンを始めた中田さん。その後のインターン状況や
北京の街の魅力を教えていただきました。
研修期間 |
1年間 |
出発前の状況 |
接客業 |
研修地 |
北京 |
今の語学力 |
中国語検定3級 |
研修先 |
国立大学 |
宿泊先 |
大学寮 |
研修内容 |
日本語講師 |
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北京でのインターンシップ生活はどうですか?
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北京に来て2ヶ月が過ぎました。私が北京に来た6月末から7月にかけて北京は本当に暑かったです。アイス片手にランニングシャツを胸の辺りまでめくりあげて、おなか丸出しで歩いているおじさんを見たときは正直戸惑いましたが、それ以上に街の店員の無愛想さにびっくりしました。
私は北京に来る前に接客の仕事をしていました。笑顔は接客をする上で基本中の基本です。その笑顔がないことがとても信じられませんでした。
しかし最近は、店の店員は無愛想だけれども決して冷たくないと感じるようになりました。私は毎日自転車で出勤していますが、タイヤの空気が抜けているだけなのにパンクしたといって修理に出したことがあります。私のしどろもどろな中国語に面倒そうな顔をしつつ丁寧にパンクした箇所を調べてくれました。パンクしていないことが分かるとさすがに修理の人もあきれた様子でしたが、本当にパンクしてからまた来てねと少し笑顔を見せてくれました。その笑顔は本当に温かいものでした。
うまく表現できませんが、街の店員の接客は型にはまっていないため、その人自身の人柄を感じ取ることができます。ちょっとした温かさや優しさを垣間見たとき、北京の人はいい人だと素直に思うのです。
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授業はどんな感じですか?
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初めての授業の時はとても不安で緊張しました。でも、びっくりするくらいたくさんの質問が出ました。質問はさまざまです。私が中国へ来た理由から、日本の若者について、日本の政治についてなどなど、休み時間でさえ、よく話をしてくれました。授業初日から私はこのクラスの一員なのだと感じることができました。生徒達を見ていると相手が先生であれ、初対面の人であれ、いい意味で遠慮なく対等に接していると思います。生徒同士、先生と生徒との間に壁を感じることはありません。初対面の人とでもすぐに打ち解けあうことができる、そんな人たちと一緒に授業をしているからこそ、私はクラスの一員として受け入れられているのだと感じ、楽しく授業ができているのだと思います。 |
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これからの意気込みを教えて下さい!
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北京は今建設ラッシュです。2008年のオリンピックに向け着々と準備が進められています。
胡同など歴史ある古いものが壊されるのは、とても残念ですが、これからどのように北京の街が変化していくのか、楽しみでもあります。私はこの2ヶ月たくさんの人に支えられてすごしてきました。支えてくれているたくさんの人々のためにも私はあと10ヶ月、自分の出せる力を精一杯使って日本語を教えていきたいと思います。
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