Experiences インターンシップで海外の仕事を体験 藤原一世さんの体験レポート

大学３回生になると、就職活動のことも視野にいれていかないといけません。しかし、『自分になにができるのか』『自分が何をしたいのか』がわからなかった上に、連日テレビで流れる就職難のニュースが、何か行動を起こさなければと焦燥感を駆り立てました。

そこで、思い切って１ヶ月の上海インターンシップに参加することに決めました。大学の授業で書いたり読んだりしている中国語を、実際に会話の中でコミュニケーションツールとして使いたいと思いホテルでのインターンシップを選びました。

インターン１日目は一日中立ちっぱなしで体力的にもきつく、中国人スタッフの話すスピードが早いため何を言っているのかなかなか聞き取れませんでした。おまけにとても緊張していたため、どっと疲れてしまい、これから先の１ヶ月に不安を抱きました。

しかし、意外なことに１ヶ月後の私は『日本に帰りたくない』と思うほど、上海生活もホテルの仕事も楽しめるようになっていました。もちろんそこまでたどり着くには、日々の仕事に自分なりの頑張りが必要でした。

お客様のチェックインなどをスムーズにお手伝いするために、フロント業務に関する中国語を覚えたり、日本人のお客様の対応はほとんど任されるため、インターン先のホテルの情報、上海の観光地の説明、ホテル周辺の情報などできるだけ多くのことを頭に入れるように努めました。

時には、中国人スタッフと日本人のお客様の間にはいり通訳もしなければならないのですが、これが仕事の中で一番難しく大変でしたが大きなやりがいがありました。

この１ヶ月間で身につけた知識や中国語ももちろんですが、海外で暮らすという貴重な経験や多くの方との素敵な出会いが何よりの財産だと思います。

このインターンシップを通してホテルで働くこと、海外で働くことの楽しさを知り自分の進みたい道がだんだんと明確になってきました。もし迷ってる方がいるなら、勇気を出して参加されることを是非おすすめします。私は、このような貴重な経験ができて本当に良かったと思います。