中国インターンシップに参加したきっかけは何ですか?
私が上海の旅行会社でのインターンを志望した理由は、アメリカの留学の際に旅行会社を訪ね、そこで私の担当をしておられた方に憧れたからです。その方は留学生のサポートをしたり、企画を作ったりし、会社に貢献しておられたのを見て、私も同じことをしたいと思い、旅行会社を志望しました。
今現在私はアメリカの大学で、経済学を専攻していますが、編入後は観光学を専攻したいと思っているので、それに先立てて旅行会社とは実際にどういうところなのか触れてみようと思い、インターンすることを決意しました。
インターン前はどんなお気持ちでしたか?
来社する前、私はまだ社会というものもまともに知らずどう会社で役立たてるか、また、中国語も 英語もあまりできない私が、中国という新しい環境でどうやっていくか、幾度となく考えても答えが出ず、緊張や不安でいっぱいでしたが、インターンとしてどういうことをさせてもらえるのかという期待もありました。
初めはどのような仕事を担当しましたか?
初めのうちは、企業リストを作ったりしていましたが、機械音痴の私はエクセルの使い方もあまり知らず、企業リストを整理するのに時間があまりにも掛かるすぎていました。
しかし、先輩方のアドバイスや指導をいただきながら、不慣れだったエクセルも徐々にでしたが、今では使いこなせるようになりました。
仕事をやり遂げるなかでどのようなことが大切だと思いましたか?
会社で働くことに少し慣れてきたころに、翻訳や観光地の情報収集を任されるようになり、いざやってみると全く歯が立たず、時間をかけて仕上げ提出してみましたが、出来が悪く何度も作り直しました。
他のスタッフの方にもアドバイスをもらい、雑誌やインターネットなどでどういうつくりをしているか、どのように書いているか、私のものと見比べてみると雑誌やインターネットは読者がここの観光地楽しそう、面白そうで行ってみたいと思わせるように書いてありましたが、一方で私は淡々と観光地の情報を書いてあるだけで、なんの面白みもないただの文章でしかありませんでした。
これをどう改善したらよいかわからなかったので、私は雑誌やインターネットを何度も何度も読み かえしてみました。そして、気付かされたこと、それは読者に見てもらうということは、読者の気持ちを考えるということを学ばせていただきました。ただ情報を載せればいいというわけではなく、読者を楽しませることが大事だと知りました。
社員の方とのコミュニケーションはどのようでしたか?
他の社員方々と仕事のことで話すことも多くなり、中国語で話す機会が増え、あまり中国語が出来ない私は必死に身ぶり手振りで会話したり、紙を使って説明したりでうまく伝わらなかったりしましたが、相手は私が何を言おうとしているかしっかりと聞いてくれていて、私がつまずいているときには、助けてくれたり声をかけてくれたりしてくれました。
そのおかげもあって、緊張しっぱなしだった私が少しリラックスしながら仕事をすることができました。
社会人として働くことについてどのような実感がありました?
会社にとって小さな仕事でも私にとっては、ひとつひとつの仕事が大きな仕事で一生懸命頑張ろうって思っていても空回りすることが多く、会社に小さなことでも貢献したいと思いつつも1つのことをやり遂げるのも毎回試行錯誤の連続でした。
それに、ここで勤務させてもらい、ひとつひとつの言動に責任を持たなければならないと改めて気付かされ、社会の厳しさというものを教えていただきました。
ここ1ヶ月で会社や業務について私が本当に何も知らないということにも気がつきました。実際、考えて企画を作ったり、文章を書いたりすることは得意ではないのですが、旅行業を私の職にしたいと思いました。なぜなら、私なりにですがやり甲斐を感じられる仕事だったからです。
インターンを終えて今後の目標を教えてください。
アメリカに戻った際、大学編入後、観光学を専攻できるよう努めたいと思います。今現在はまだ、英語も中国語も日常会話ぐらいしかできませんが、両言語ともにマスターできるよう一生懸命勉学に励み、観光学の知識をつけ、向上心を忘れず、将来は人に役立ち、会社にとって居てほしいと思われる人材になろうと目標を高くかかげ、日々努めていきたいと思います。