帰国してからも悩み続け、そして出てきた答えは「日本で教師になること」でした。幸運にも、今年度の教員採用試験に合格し、来年からは正式に中学の英語教員になります。中国に行っておいて英語の教員になるというのは、一見結びつかないように思われるかもしれません。しかし、英語以外の言語を学び、それを使って生活や仕事をすることで「外国語を学ぶ意味」をよりはっきり実感できたことや、日本とは違う価値観の世界に身を置いて多くの人と交流したこと、そして広い視野で自分を客観的に見つめ直せたことは、これから教員として生徒と接していく上で、大いに生かされると思います。自分自身の経験をもって語られる言葉は、説得力をもって子供たちに響いていくと信じて、これからの教員としての人生に熱を注いでいきたいです。
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