Experiences 海外の仕事をインターンシップで体験 森本まゆみさんの体験レポート

上海の研修がほぼ決まったという連絡を受けた時、嬉しさもありましたが、全身の力が一気に抜け、壁に寄りかかってしまうほど、「本当にぃ～～！」と心から感じました。夢じゃないよねェ、と一人つぶやきながらその日はあまりの嬉しさに眠る事が出来ませんでした。

私は１９歳の時に初めて中国に行きました。中国語を習い始める前は何にも続かず、自分が何をしたいのかも分からず、特技も無く、趣味も無く資格も無く、とにかく本当に何にも無かったのです。ところが、たまたまある中華料理店で食事をした時メニューに中国語らしき漢字が書かれていたのです。それを見ていて中国語ではこの漢字をどう読むんだろうと何故かとても興味が湧いてきて、学校に行く事にしました。

そして、学校で知り合った方と一緒に中国を観光しました。この旅行が今回ホテルインターンシッププログラムに参加した大きなきっかけとなったのです。それは移動中気付けば、たくさんのホテルや招待所に泊まっていたのです。

そんな宿泊施設で働く方々を見ていつか私も中国のホテルで働きたい！と思ったのです。とてもかっこよく見えたの です。日本に帰ってきて少しずつ積極的になっている自分がいました。自分でも本当にびっくりです。

しばらく中国語とは縁の無い事務のお仕事をしていました。その間、 ホテルで働きたいという夢は忘れていました。が、去年の夏になってこのままずっとこの事務でいいのかと疑問を持つようになり、そんな気持ちがだんだん大きくなって、辞めてしまいました。そしてホテルインターンプログラムをインターネットで見つけて私は、「そうだ。ホテルで働いてみたかったんだぁ」と思った瞬間、「絶対にいきたい。」と強く感じました。

私は、今ホテルで働く事が決まりましたが、今までにホテルで働いた事は無いのです。知らない事もいっぱいあります。時には不安になり弱気になったり強気になったり毎日ころころ気持ちが変化した時期もありました。慣れない事もあって大変だと思いますが、そんな想像もつかない生活に飛び込んでみようと改めて決心しました。

中国旅行がきっかけでホテルの夢を描いたように、このホテルの研修が、又次ぎへの大きなきっかけとなるようにがんばりたいと思います。